半個室スタイルの仕事スペースが持つメリットと向いている人

気軽に設置できる半個室を活用しよう

リモートワークの普及に伴って、自宅で仕事をするという人が増えてきました。注文住宅を建てるとき、快適に仕事をするために完全個室の仕事部屋を設けるという人は少なくありません。一方で完全なる個室ではなく、あえて半個室スタイルを選択するという人もいます。半個室のメリットは建築費用を抑えられること、また完全個室ほどのスペースを必要としないことです。椅子と机を置くだけのスペースがあれば十分という人もいます。特に狭小住宅などのスペースの狭い住宅に設ける場合、半個室にすればスペースの消費を抑えられます。また半個室はリフォームの利便性が高く、将来的に仕事スペースが不要になったとき、仕切りを気軽に取り除けるのもメリットです。

子どもやペットのいる家庭に適している

リモートワークで働くのは男性だけではなく、女性からも人気の働き方となっています。家事と仕事を両立させる状況では、完全個室より半個室のほうが好都合という意見が多いです。小さい子どもやペットの様子を確認しやすく、何かあればすぐに対処ができます。完全個室は防音性が高いゆえに、部屋の外で何か起きていても気づけない可能性があるわけです。

半個室の仕事スペースのメリットには冷暖房費用を抑えられる点もあります。例えばリビングと完全個室の仕事部屋の両方で冷房を効かせる場合、二部屋分の電気代が発生するでしょう。それがリビング兼仕事スペースの場合だと、リビング一部屋分の電気代で済むわけです。半個室はプライバシー性においては完全個室に劣りますが、プライバシーはあまり気にしないという人ならメリットのほうが大きいです。